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第四回文学フリマ京都(レポート)

二年ぶりの『文学フリマ京都(文フリ京都)』出展。

同日、大阪では『関西コミティア』が開催されており、その二択の中で蒸奇都市倶楽部が『文フリ京都』出展とした決め手はふたつ。ひとつは先着申し込みで出展確約があるという点、もうひとつは『文フリ京都』自体の開催が年一回であるという点だ。
現地に行く身からすると、『文フリ大阪』も含めていつも行く大阪より、たまの京都に出る方が新鮮でよい。





会場にはサークル入場列に並べるぐらいの時間に到着。
それなのに時間に追われながらの準備で、ぎりぎり感がすごい。
昨夏から三冊増えたのもあり、冊子の並べ方に手間取る。

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△ブースの様子
本を立てかけてあるのはブックスタンドではなく文庫本。ブックのスタンドではなくブックによるスタンド。

頒布物のうち右の二段『A=Lice Order』と『クルミナーレ』の二種は、白雨蒼さんのサークル『蒼穹機関』さまより委託を受けた冊子だ。僕(シワ)がお願い申し上げて冊子を置かせてもらって、同好の士として心強いものであった。

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△お品書きは今回も手書き
当方のプリンターがない環境だと手書きが一番手っ取り早い。配置の案内が手書きなのもそれが理由。

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△お品書きの裏側はこんな感じ
会場で各ブースに置かれているチラシ類を束ねてスタンド状にして目線を高めに取っています。
ちなみにお品書きの紙は中止になったテキレボの見本誌標とサークル入場券の裏側を使用。

しかしブックスタンドない、ポスタースタンドない、プリンターないのないない尽くしを放置なのも、サークル的に、あるいは準備時間的に不要なものを生み出しているのを感じ、今回はそういった機材の必要性があると少しだけ認識した。
なので備品は追々に百円ショップを駆使してそろえていこうと思う。
特にポスタースタンドだ。お品書きは人が立ち止まった高さで見てもらわないと意味がない。

11時の開場後は実にのんびりしていた。
今回の配置は入り口近くなので人は多く通るが、こちらの島も向かいの島も素通りが多い。見本誌コーナーが会場の真ん中にある関係で、まずはそこを目指す方が多いのだろう。心理的にも先に見本誌コーナーで実物を確認してからブースで、という形なのだろう。あるいは見本誌でいいものを見繕うのかもしれない。姿勢は人それぞれであるが、いずれにせよ見本誌コーナーへの波が続いていた最初のうちは「見本誌コーナーはまっすぐお進みください」と口にしていた。

入場者は最初にどばっと来るという感じではなく、比較的にゆっくり(後の時間帯に)来ている印象を受けた。実地で場内を見回した全体の感じやサークルの売り上げからも、お昼以降にどっと客足が増えている傾向が読み取れた。
最終的な入場者数は文フリ京都としては過去最多だったようだ。
天候にも恵まれたうえに、久々の売り子活動ですっきりできた一日であった。

◆売り上げ
入場者数と比較すると〝蒸奇都市倶楽部〟の売り上げは苦杯を舐めた。実は昨年11月の文フリ東京(昨年11月)が近年の底を更新していたのだが(レポートはない)、それに近い数字だ。
前回、今回とも低下という状況ではあるが、低迷の入り口なのかたまたまなのか、今後の推移を見守りたい。

冊子別に見ていく。
広報は『科学文明の海』と『暗翳の火床』の二種を手堅いおすすめとしていたが、蓋を開けてみると明暗がはっきり分かれた。
500円という頒価や短編集という性格上、あるいは冊子の分厚さ的に『科学文明~』はよく捌ける一方、新刊(イベント頒布二回目、関西初頒布)の『暗翳~』は大いに苦戦、いや惨敗。

『暗翳~』の分厚さと頒価1500円は気軽に手にできる設定ではないので、買う方としてもそれなりに覚悟がいるものと思われる。『科学文明~』は作品世界の導線としての役割も持っているので、今回出ていったものがゆくゆくは『暗翳~』につながってくれることを願う。

もちろんそういった中でお求めいただいた方への感謝は尽きない。数は一気に出ないにしても、その値段分の楽しさはあると自信をもって刊行しているので、作品が肌に合うと幸いだ。

売り子としては500ページ超で1500円という値付け自体は、同人誌の相場としては妥当だと考えている。今後も紙の冊子で腰を据えて読みたい方などに向けて長く頒布していくと、売る方の僕としては長く売る覚悟は固めている。暗翳が暗澹にならないように。

『蒼穹機関』さまの冊子については、委託品なので回答を差し控える。
上で「〝蒸奇都市倶楽部〟の売り上げ」とくくっているのこのためだ。


◆今後の出展


今年の出展見通しは開催日順に下記の通り。

5月6日(水、祝):第三十回文学フリマ東京:支払い手続き中
6月21日(日):第五回文学フリマ岩手:参加確定
9月6日(日):第八回文学フリマ大阪:参加確定
11月1日(日):第10回Text-Revolutions
11月22日(日):第三十一回文学フリマ東京

今年はテキレボが3月にないので5月までしばらく間が空いてしまう。
一方で9月以降は発刊準備や例年の出展先が並ぶので準備等で忙しくなるのを見込んでいる。

そのため年頭のあいさつで述べた遠征を増やすには、春季以外には難しい状況で、そうなると時期や距離(=交通費や宿泊費)からしても4月の名古屋コミティアがいい線かなと検討をはじめた。この辺りは確定次第にまた広報に告知してもらう。

2020年最初の出展も無事に終えられたのでほっとしているが、蒸奇都市倶楽部から作品や監修の委託を受ける身としては、それで一息つかずに他のやるべきこともやっていくためのリフレッシュ日であったと思って邁進していく。

文責:シワ(売り子委託)
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