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蠱中の天

蒸奇都市倶楽部報「蠱中の天」
(コチュウのテン)

短編集となります。

収録作品
(1)影におびえる
(2)声にすくわれる
(3)蠱中の天
(4)探偵となんでも屋
掲載順。いずれも読み切りです。

書影
蠱中表紙
表紙イラスト:へっぽこタルト
頒価:500円
ページ数:192頁/A5判
発行日:2014/11/24

在庫
なし(初版)
※現在のところ再版予定はありません。

序文・目次
蠱中序文目次

訂正
191ページ「関係年表」中の『統合歴966(帝都歴 6)年』の下、
「2月 怪人《幻影男爵》が姿を消す。数日後、幻城影郎の失踪が報じられる」で、
「2月」となっているのは「3月」の誤りですので訂正します。
設定管理の不行き届きをお詫びいたします。

以下は収録作のあらすじです。
 
 
蠱中の天
「へぇ、これはこれは。懐かしいものを見つけてくれたもんだね」
一葉の写真を手に手毬月涼芽は思い返し、二人の見習いに語る。
かつて己が壺の中の毒虫だったことを。
目の前に放たれる毒虫を倒すしか生きるすべを知らなかったことを。
その毒虫は一羽の雀に救われたことを。

探偵となんでも屋
なんでも屋の三堂鐡志は旧友の探偵である浅羽宗汰と再開した。
かつて探偵見習いだった浅羽は、兵隊崩れだった三堂に手を差し伸べ彼を救って以来の仲である。久闊を叙する間もなくひったくり事件に巻きこまれる。今では探偵と零細探偵にすぎないなんでも屋の二人だが、阿吽の呼吸で協力してすぐに犯人を捕える。犯人拘引の手柄を第三者の探偵に奪われるという一幕はあったものの、今度こそ再会を喜びあえる。そう思った三堂の前から浅羽はこつぜんと姿を消していた。
その晩、三堂の宿に訪れた元刑事と探偵から、浅羽宗汰に探偵殺しの疑いがあると聞かされる……

影におびえる
特別高度警察隊は「怪人対策室」室長の射扇に要請が届く。
『怪人ノ疑イアリ』
怪人など疑ってそうそう出るものではない。そうは思えども、対策室はこの一言だけで要請に応じなければならぬ。
「疑イ」を明かす時、帝都に潜む病がおぼろげに浮かび上がる。

声にすくわれる(影におびえる 補遺)
火夫を解雇された男は緩やかに死のうと帝都地下の下水通路に入りこむ。
ここでなら人目につかず死ねるだろうか。そう思い腰を落ち着けた男に語りかける声が。
同誌収録「影におびえる」の補遺となる掌編。
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