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第二十二回文学フリマ東京(レポート)

去る5月1日に(日)開催されました『第二十二回文学フリマ東京』に参加した、
部員の人見広介より当該のレポートを寄せてもらいましたので、例によって公開いたします。
 


2016年4月30日土曜日――『第二十二回文学フリマ東京』のため、昼過ぎの新幹線に乗車。いつもは当日の早朝発なのだが、せっかくの連休ということもあり前日の出発とした。
駅までの本屋で買った『蒼き鋼のアルペジオ』の第12巻をエキサイティングしながら二、三回読み直している間に東京だ。思いのほか早くに到着したので、一緒に求めた『占星術殺人事件』は後日読むとする。
新橋へ出てから徒歩で愛宕へ向かい、『ファーストキャビン愛宕山』に投宿。公式サイト(http://first-cabin.jp/)によると、『ファーストキャビンは飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテルです。』とのこと。「スペースが大きいカプセルホテル」ぐらいの認識でいたのだが、想像はいい意味で裏切られた。
キャビンのグレードはビジネスクラスとファーストクラスの二種だが、いずれも天井が高く、まっすぐ立てるほどだ(ビジネスクラスは背が高いと頭をこするかもしれない)。
キャビン内には小さなテーブルもあり、カプセルホテルという認識で行った身としては、本当に広々と感じられた。キャリーケースを預ける必要もない。以前に乗った夜行列車の個室(編集注:2014年11月開催の『第十九回文学フリマ』出展の際に乗車した、夜行列車「サンライズ出雲」号のB寝台個室「シングル」の平屋室)よりも確実に大きい。
フロントや各種設備も綺麗で、アメニティも整っておりとても気に入った。

翌5月1日――モーニングコール(チェックイン時に申し込む)で飛び起きるものの、そのまましばし舟をこぐ。そうしてふと時計を見ると、とっくに出発時間だ。慌てて宿を出て、予定より二本後の電車に。とはいえ、もともと余裕を見ていたので丁度よいぐらいだったかもしれない。入場開始15分前には東京流通センターに到着した。

実は今回『文学フリマ』へは初めての一人参加である(これまではメンバーや知人らと二人で入っていた)。
設営は三、四回やり直して納得いく形に仕上げられた。
見本誌を出した直後に開場となり、場内が拍手で満たされる。

ほどよいペースで売れていく。新刊『手向けの花は路地裏に』のポスターが結構目を引いてくれているなと実感。絵とポスターを手掛けていただいたサークル「へっぽこタルト」様に感謝!
そして手を抜いてはいけないのが、初めてうちの作品を買ってくださる方への説明だ。
当サークルの作品はどういうものか、同じ世界観でやっている旨、シリーズものなのか、さしあたりどれから手を付けるのがよいか、などなど。文学フリマでは作品内容などを深く、積極的に質問してくださる方も少なくない。買う側としても会場を回る身なので、こうした質問を投げかけること自体、真剣に検討してくださっている証だというのがこちらにも伝わってくる。いまは売る側として手を抜けない。
『手向け~』の他に既刊『言伝は時計にのせて』と『蒸奇画報』が伸びていく。頒布数に関して言えば、広報の力の入れ具合もあってか、始終この二冊が拮抗していた。

いつも感じている事だが、文学フリマでは分厚い本でもためらいなく手に取って吟味してくださる方が多く、嬉しい限りだ。特に今回の新刊『手向け~』は文庫判で約380ページ、分厚さでいえば2.2cm ほどと、かなりの厚みを持つだけに、文章オンリー以外のイベントでは敬遠が予想される。そうしたなか、3月にシワ氏が出た『テキレボ』や今回の『文学フリマ』といった文章オンリーイベントで、小説を嗜好する方々にじっくり見ていただけるのは、またとないアピールの機会だ。

昼をすぎた頃、事務局より文学フリマ京都の開催決定が報じられた。大阪と京都で関西で年二回の開催が実現することになる。京都ならば車で行けるし、ついでに小旅行としても楽しめるなぁと早くも楽しみである。
ところで一人参加だと席をはずすタイミングに四苦八苦する。見て回っている間も自ブースが気になってしまい、頻繁に戻ったり、遠巻きにうかがったりして客足を確認していた。合間合間に数冊を手に取っていく。雑務のシワ氏より依頼された冊子ももれなく確保。

そうしてあっというまに閉会。
以前に蒸奇都市倶楽部の冊子を購入された方で、また別の冊子をお求めくださる方がいらっしゃるのは心強く、とても励みになる。「より蒸奇都市倶楽部の世界を知りたい」とおっしゃって下さった方もあり、感涙しながらの手渡しとなった。
文学フリマへの出展は2014年の11月以来、じつに一年半ぶりだったということもあり、感慨もひとしおだ。まるまる一年の空白期間があったのにもかかわらず、わざわざ足を運んで本を買いにきてくださる方がいる。一同人サークルとして、これほど幸せなことはないだろう。
もちろん蒸気都市倶楽部の冊子を初めて手に取ってくださった方々にも感謝の念は尽きない。まずはじっくり読んでいただいて、当サークルの世界を心行くまで堪能してほしいと願う。

どこへ向けても感謝と感激。これだからイベント参加は止められない。
最後になりましたが、お越しいただいた皆様に改めて感謝を申し上げます。

(文責:人見広介)
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